坂上秋成夜を聴く ミハイ、トウヤ、こずえ : ・曖昧な親友と具体的な恋人に侵入する、醜くも必然的な現実とは 谷川直子四月は少しつめたくて 現代詩の編集者・桜子と主婦のびろ。一一人は、十数年沈黙を守る詩人・藤堂との交流を通して " 一 = ロ葉。に出合う 早助よう子恋する少年十字軍 世界を変える〈あなた〉の旅が始まるーー気鋭による傑作 ! D 1 c 松井周髣ルタ のっ乙 漂う異臭、奇想天外なアイデアーー人類最大の病に正面から挑んだ男たちの記録 きずあと さしはきっと仕返しに来るーー少年たちが見つめた〈生命〉の痕跡 こ新春特大号 232 【小説】 0 戌生鴨ワ一・るプ・ビ「一ド ~ 小林里々子可哀想な人 0 日和聡子秋日 / たふく / 氷の火 ◎ AD + デザイン = 佐々木暁 ◎グラビア写真 = 小原太平
470 374 320 【新連載】 宮内勝典永遠。道は曲 2 急る 『金色の虎』から十一一年ーー沖縄を舞台にむくる、最新長篇スタートー 一咼橋源一良億三千万人 0 ため 0 「論語」教室一 これぞ究極の「癒し系」の思考超『論笆教室、開幕ー た再 今日マチ子ばら ! さがし 回名 戦争を描いてきた漫画家が、その先にある天国を探す旅に出た : ・著者初のエッセイ連載ー 法キ 」鵐外と台湾と魯迅のあいだ 「日本語文学」の生じるところ 台湾進駐のとミ鵐外らはもうひとつの「尖閣」を目指していたーーい刷新される日本語文学の歴史 ラ 小田 ~ ロ那田 恩田 ~ 町 森泉岳土カフカの「城」 あの名作長篇小説を、わずか頁で奇跡のコミック化ー 412 【マンガ】 520 【連載】 保坂和志遠い触覚七回 大澤真幸 x 斎藤美奈子 x 成田龍一 [ 短期集中連載 1980 年イ & 再考第二回カタログ・サヨク・見栄講座 48 れ 528
0 日本文学全集 【特別対談】 大江健三郎 x 池澤夏樹 日本を変革する新しい文学運動がはじった ーー「日本文学全集」刊行開始にあたって 019 【古典新訳一部掲載】 池澤夏樹 x 古事記 酒井順子 x 枕草子 小池昌代 x 百人一首 島田雅彦 x 好色一代男 円城塔 x 雨月物語 【論考】 0 斎藤美奈子 日本文学全集とその時代 ( 上 ) ーー全集が出版文化をリードした頃 【エッセイ】 228 ・長谷音ーイ・彩 + 月の記憶 【 BOOK REVIEW 】 544 中村文則『教団 x 』神谷之康 545 福間健二『佐藤泰志』岩川ありさ 546 中原昌也『知的生方教室』西田藍 7 保坂和志『朝露通信』大森俊克 ミノ、ル・アイヴァス『黄金時代』谷崎由依 図 9 田中康夫『 33 年後のなんとなく、クリスタノレ』大澤真幸 550 ー第 52 回文藝賞応募規定
◎第巻第 1 号 本誌掲載記事の無断転載を禁じます。 特別定価一四九〇円 ( 本体一三八〇円 ) 二 0 一五年一一月一日発行 ( ① ) 夏秋冬 年 4 回、 1 月・ 4 月・ 7 月・ 10 月の 7 日発売の季刊誌です。 文執 spnng 尾形龍太郎 小野寺優 北島義俊 発行所 株式会社河出書房新社 東京都渋谷区千駄ヶ谷一一ー三一一ー 電話・〇三ー三四〇四ー一二〇一 http://www.kawade.co.jp/ 印刷 大日本印刷株式会社 東京都新宿区市ヶ谷加賀町一ー一ー 今号は新春特大号。「池澤夏樹 = 個人編集日本文学全集」の刊行に際して開催 された、大江健三郎氏と池澤夏樹氏の対談からその幕を開ける。五名の作家が挑 む「古典新訳 ( 一部掲載 ) 」とともに、新たなる文学運動の始まりを感じていた だければと思う。 / 小説も新春号ならではの新進気鋭による強力なラインナップ でお届けする。山下澄人氏・松井周氏・谷川直子氏・早助よう子氏・坂上秋成氏 の中篇は、いずれも作家の、いや文学のエボックメイキングとなりうる傑作。日 和聡子氏の連作は時空を超えて我々の心に響き、小林里々子氏・浅生鴨氏の短篇 は現在に接続しながら我々の胸に刺さる。 / この時代の空気に呼応するかのよう にスタートした、宮内勝典氏・高橋源一郎氏・今日マチ子氏による新連載、さら に黒川創氏の最新論考にも注目ください。 (Ryu) 発行人 印刷人 編集人